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現役歯科医師が伝える現場
vol.3「歯科医師として活躍するため・・・歯学部の生活とは?」

歯学部受験のイメージ

歯学部の生活とは?

通常の4年生大学ですと講義が半日のみの曜日や、講義のない曜日があったりしますが、歯学部は1年次からほとんど毎日、朝から夕方まで講義や実習があります。 大変そうだとよく言われましたが、高校とそう変わらないので大丈夫です。アルバイトや部活動もできますし、春夏冬期の長期休暇もあります。もちろん、祝日もお休みです。
私の在学中は、1・2年次に教養科目、3〜6年次に臨床科目を学び、5・6年次には臨床実習が行われるカリキュラムでした。

歯学部における「教養科目」「臨床科目」「臨床実習」

教養科目とは、これから歯科医師になるための専門科目を学ぶ前の準備のような科目で、生物学や化学、物理、数学、英語やドイツ語などを学びます。 一見歯科医師になるのに必要なさそうにも思えますが、例えば歯科材料の特徴を学ぶのに物理や化学の知識が必要であったり、顔面の成り立ちやはたらきを学ぶために生物学の知識が必要になったりします。
専門科目ではより臨床現場に使えることを学んでいきます。薬理学を学んだ後に麻酔学を学んだり、歯の構造を学んだあとに虫歯や歯周病について学び、治療の仕方を勉強するなど、積み重ねるように知識を増やしていきます。 最も印象的なのは、解剖学で行われる人体解剖実習です。あの実習により知識はもちろんのこと、生命の尊さや将来医療に携わる者としての心構えなど、多くのことを感じ、学ぶことができました。
臨床実習では大学に付属する病院で、実際の医療現場を体験します。大学病院は歯科診療科が細かく分かれており、それぞれの科で実際に患者さんに触れ、治療を介助し、多くの症例をみます。 これにより、これまでに習った内容と現場での体験をリンクさせ、歯科医師に必要な知識・技能・態度を得ることができます。

具体的な勉強方法

定期試験の他に進級試験や技能試験があったりと、ほかの4年生大学と比べると少し大変かもしれませんが、毎日しっかり通学し、講義を聞いて、わからないところはなるべく早く解決するようにすればちゃんと進級できます。 ですから特に、勉強が心配で部活動をしない、などということは、とてももったいないと思います。 仲の良い先輩ができると具体的な勉強のアドバイスも聞けますし、OBの先生との繋がりもでき、歯科医師という職業への理解が深まります。何より、学生時代の部活動はとても貴重で楽しい思い出となります。
私は試験前にはラウンジや教室で友人と話しながら勉強したり、講座の先生に質問しに行ったりしていました。図書館で1人で勉強するのも好きでしたが、みんなで勉強すると気が滅入りませんし、「三人寄れば文殊の知恵」であったりと、何かと良いところがありました。
また、学校から配布される教科書やプリントの内容を難しく感じたら、ぜひ図書館や校内の購買、医学書専門の本屋さんなどに行ってみてください。きっと自分に合ったわかりやすい参考書があります。私は苦手科目は、歯科衛生士専門学校用の教科書で勉強しました。 歯学部の教科書より表現が難しくないのでとても読みやすいです。内容はやや不足していますが、概要をさらうのにぴったりでした。

将来「歯科医師」として活躍するために

夏休みなどは友人と旅行へ行ったり、連日飲んだりと羽目を外したこともあります。しかし、留年することもなく国家試験もストレートに合格できました。「遊ぶときは遊び、勉強するときはする」というメリハリをつけると良いと思います。 誰でも患者さんの立場であったら、しっかり勉強しているお医者さんにみてしてほしいという気持ちがあると思います。そのことを常に忘れず、将来自信を持って患者さんをみられるよう、学生生活を楽しんでいただきたいと思います。

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プロフィール
ライターの写真
2009年私立東京歯科大学歯学部卒業、歯科医師免許取得。東京歯科大学水道橋病院にて研修後、歯科クリニックに勤務。2011年より都内の柔道整復師、歯科衛生士などの専門学校にて講師としての仕事を始める。