医学部受験に適した予備校には、大手予備校のように大学ごと、学部系統ごとに受験コースが設定されている総合予備校と医学部および医系大学など専門分野に特化した予備校があります。
このほか、個別指導を専門にしている予備校、現役生のみを対象にしている予備校もあります。
予備校での学習方法
学ぶ地域によっても異なりますが、概ね国公立大、私立大の2大コースに分かれ、大学のレベルに合わせて各コースが設けられています。また、医系でも細かく専門コースが設定され、個別の大学に対応した科目ごとの講座を設けている予備校もあります。
学習方法は、実力アップ、受験対策に重点を置いた年間スケジュールに沿って、講義形式で展開されます。講師は受験指導専門のプロで、教え上手で全国的な人気講師もいます。
受験生のニーズに合わせ、個別指導コースや少人数クラスを設けるほか季節ごとの特別講座を開く予備校もあり、学び方に選択肢が多いのも予備校の特色です。
予備校の授業料
予備校、コース、学年、現役、既卒等、それぞれの状況によって、60万~200万程と、大きく開きがあります。半年あるいは年間一括納入が主流です。
予備校で学ぶメリット
医療の安全・安心が求められる今、医師には高い倫理観や責任感が求められています。医学部入試においても、学力だけでなく、医師としての適性や人間性、社会性、コミュニケーション力を重視する傾向が強まっています。
そこで、主義・主張や考えを述べる小論文とその人の態度や人柄を判断する面接のウエイトも高まっています。小論文は配点化されていることも多いので、文章力を磨くことも医学部合格のポイントです。