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医師・歯科医師・薬剤師・獣医師・国家試験の現状、難易度や、傾向について

医師として医療行為を行うためには、医師国家資格に合格しなければなりません。受験資格は6年制の大学医学部を卒業した人、医師国家試験予備試験に合格し1年以上の臨床経験を持つ人、外国の医学校を卒業したか免許を取得して、医学部卒業者と同等以上の学力と技能を持った人です。

試験は、医師として必要な基礎医学・臨床医学・社会医学などすべての医学関連科目から、総合的にその知識と技能を問う一般問題と実地問題が出題されます。出題範囲が広いため、世界的に見ても難度の高い試験となっていますが、新卒者の92%以上、受験者全体では89%の合格率となっています。

試験は毎年2月。厚生労働省の所轄により、全国主要都市で行われます。

歯科医師国家試験

歯科医師として医療を行うために取得が必要な国家資格試験です。受験資格は、6年制の歯学部を卒業した人、歯科医師国家試験予備試験に合格し、所定の臨床経験を持つ人、外国の歯科医学校を卒業したか免許を取得して、歯学部卒業者と同等以上の学力と技能を持った人です。

試験は、歯科医として欠かせない歯科医学、口腔衛生に関する分野から幅広く出題されます。選択問題に加え、小児歯科の臨床現場を想定にした自由記述問題など、その知識と技能を判定する一般問題と実地問題が出題されます。難易度は高く、新卒者の合格率は71%、全体では82%弱となっています。

試験は毎年2月。厚生労働省の所轄により、全国主要都市で行われます。

獣医師国家試験

獣医師として活躍するためには、獣医師国家試験に合格しなければなりません。受験資格は、6年制の獣医学部を卒業した人、獣医師国家試験予備試験に合格した人などです。

試験は、一般試験と実地試験に分かれ、獣医学や公衆衛生など17科目に加え、獣医師として不可欠な倫理や法律に関する問題が広範囲に出題されます。合格率は新卒で91%近く、全体で82%強となっています。

試験は毎年2月。農林水産省の所轄により、北海道、東京、福岡などで実施されます。

薬剤師国家試験

薬局・薬店、病院などで薬剤師として従事するためには、薬剤師国家試験合格が必要です。受験資格は、6年制の薬学部を卒業した人、外国の薬学学校を卒業したか免許を取得して、薬学部卒業者と同等以上の学力と技能を持った人です。

試験は、物理・科学・生物の基礎科目をはじめ、薬理、薬剤から法規、実務に関するものまで、幅広い範囲からマークシート形式で出題されます。難易度は非常に高く、合格率はここ数年70%代で推移しています。

試験は毎年3月。厚生労働省の所轄により、全国主要都市で行われます。

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