昭和49年に学校法人北海道尚志学園により開学され、薬学科・生物薬学科が設置されました。平成16年には薬学科、生物薬学科を医療薬学科へ統合し、平成18年には薬学科(6年制薬学教育課程)を設置。現在、薬学のみの1学部1学科からなる薬学系単科大学となっています。
基本情報
昭和49年の開学以来、教育と研究を両輪に薬剤師養成と研究者養成を担い、現在まで多方面でたくさんの優秀な卒業生が活躍しています。平成5年、私学としての特徴を出すために「質の高い薬剤師」の育成に教育目標を絞り、日本におけるファーマシューティカル・ケアに貢献できる、現代的かつ高水準の薬剤師養成カリキュラムの編成を行いました。この背景には、高齢化社会の到来と医療技術の発展の中で、薬剤師に対して、よりハイレベルな知識と技術が求められていることがありました。文部科学省は、平成18年から薬学教育課程を6年制として、薬局・病院での長期実務実習が義務付けられました。しかし、本学ではそれ以前にもカリキュラムの改革が繰り返され、4年制課程には1か月の病院実習、半月の薬局実習が既に組み込まれていました。このように、本学は常に全国の薬系大学に先駆けた教育改革を実施して、「質の高い薬剤師」の育成に努め、社会のニーズに応えられるよう努力しています。
校舎情報
北海道小樽市桂岡町7番1号
北海道薬科大学 薬学部の詳細
1年次では、医療人としての倫理観の養成と、これから必要となる基礎科目を履修します。2年次には、薬の性質と、それらと生体の関わりなどの専門基礎知識を学び、3年次には、より専門的な医療系科目も開講。薬の適正使用法を学びます。4年次では、病気に関する知識と理解を深め、薬物治療法を修得。実務実習に備え、臨床の基礎を学びます。5年次には、いよいよ病院実習と薬局実習がスタートします。それぞれ2.5か月の実習をより有意義なものにするために、事前学習で臨床の場で求められる知識と技能を高めます。6年次は、卒業研究で問題発掘・解決能力をより高め、国家試験に向けて準備を整えます。
学費
●授業料:年額:1,900,000円(入学手続き時、7月、10月、1月)
●その他経費
(1)学生教育研究災害傷害保険料
保険料4,800円(6年分)は入学手続時に納入していただきます。
(2)桂青会費
入会金6,000円と会費5,000円(1年分)を入学手続時に納入していただきます。2年次以降は会費5,000円(1年分)を毎年4月に納入していただきます。
(3)父母後援会費
会費12,000円(1年分)を入学手続時に納入していただきます。2年次以降は会費12,000円(1年分)を毎年4月に納入していただきます。
(4)同窓会費
会費30,000円は永久会費として、入学手続時に納入していただきます。
本学入学後の学業成績優秀者に対する奨学金制度。1年生は前期の学業成績および人物優秀な10名を選考し、2年生以上は、前年度の学業成績および人物が優秀な10名を各学年で選考。返還の義務がありません。
※1年次には11月に6万円。2年次以降は4月に12万円
●日本学生支援機構奨学金
国の育英奨学事業で、無利息の「第一種奨学金」と利息付の「第二種奨学金」があります。毎年主に春に募集され、採用が決まると、基本的には卒業までの6年間貸与されます。卒業後は定められた方法で返還します。
○貸与金額:月額
・第一種奨学金(無利子)/ 自宅:3万円、5万4000円、自宅外:3万円、6万4000円
・第二種奨学金(有利子)/ 3万円、5万円、8万円、10万円、12万円の5種類から選択 ※12万円を選択した場合に限り、希望により2万円の増額が認められます。
●地方自治体・民間育英団体奨学金
地方自治体(都道府県・市区町村)や民間育英団体の奨学金制度は、大学が依頼されて学内募集するものと、奨学団体が直接募集するものがあります。地方公共団体関係の奨学金には出身地限定の場合もあります。