1871年に仮医学校が設立されたことから始まり、その後、幾多の変遷を経て1920年愛知医科大学が創設。1931年、同大学を国に移管して名古屋医科大学が設置されました。1939年に、名古屋医科大学を吸収し、医学部と理工学部からなる名古屋帝国大学が創設され、1949年には、文学部、教育学部、法経学部、理学部、医学部、工学部の6学部からなる新制名古屋大学として再出発しました。
基本情報
名古屋大学は、自由闊達な学風を誇り、新しい時代を切り開くことのできる「勇気ある知識人を育成する」ことを大学の憲章としています。本学関係者4名がノーベル賞を受賞しており、高い研究レベルを誇っています。バランスよい研究を発展させながら、幅広く中堅、若手研究者の人材育成を進めるためには、先端的な分野の充実以外に、文化の継承を担う分野の支援のほか、社会の要請に応えうる研究の展開を図り、さらに研究環境の整備を進める必要があります。また、教育研究支援体制を強化するには、事務業務の効率化等を図り、職員の労働環境整備を進めることも重要だと考えます。国際的な視野を持ち、精神的・社会的に自立し、なおかつ複眼的視点を持った人材の育成を視野に入れ、学生教育の国際化を図りつつ、生きた語学教育を強化。真理の探究という純学問を基にした教育を重視しながら研究科間で連携した大学院教育を進めていきます。学部を超えた基礎セミナー、専門基礎科目などの全学共通科目を設けることで、高度な専門知識や、総合的かつ自主的な判断力を持つ人材を育成し、世界屈指の知的成果を生み出す大学としてさらなる充実と発展を目指します。
校舎情報
愛知県名古屋市東区大幸南1丁目1-20
愛知県名古屋市昭和区鶴舞町65番地
名古屋大学 医学部 医学科の詳細
医学科では、基礎的・一般的教養の修得と専門科目の学習とが合理的かつ効果的に行われるよう、他学部との連携のもと、6年一貫の教育体制がとられています。 1、2年生は、東山キャンパスにおいて全学教育科目を履修し、豊かな教養と人間性を培います。また、2年生になると、全学教育科目と並行して、鶴舞キャンパスにおいて医学専門科目が本格的に始まります。4年生になると、内科・外科・小児科などの臨床系科目チュートリアルと講義を中心に学び、5年生からベッドサイドにおいて実際の患者に接して臨床医学を学ぶ臨床実習が始まります。
また、近年は多くの卒業生が卒業後一定期間を経てから4年間の大学院に進んでいます。
学費
初年度の学費は、その他諸経費を合わせて100万円前後です。
○入学金:282,000円
○授業料:535,800円(半期:267,900円)
<学部入学者>
■入学前1年以内に、①学資負担者(例:父親)が死亡または②学資負担者もしくは本人が風水害に被災のため、入学料の納入が著しく困難な方
■①入学前1年以内に学資負担者が失職②生活保護世帯③母(父)子家庭④学資負担者が長期療養中⑤学資負担者が身体障害者等、複数の事情が認められる方
○入学料免除の額:半額または全額
【授業料免除申請のできる方】
■経済的理由により授業料の納入が困難で、かつ、学業優秀と認められる方
■入学前1年以内に、①学資負担者(例:父親)が死亡または②学資負担者もしくは本人が風水害に被災のため、入学料の納入が著しく困難な方
○授業料免除の額:半額または全額