1999年の設立以来、“生徒第一主義”を貫いてきた『メルリックス学院』。医歯専門予備校として東京と福岡に2校を展開していますが、その2校で昨年度は230名が私立医学部に合格しています。(2018年4月に大阪校開校)
合格率が高い理由は、私立医学部に特化し、先生にいつでも気軽に質問できるアットホームな学校づくりに力を入れてきたから。その結果、同校では医学部に合格した卒業生が在籍大学に関する情報を届け、大学側も「こんな生徒に来てほしいが、入試をどう変えるべきか」とアドバイスを求めるほどになっています。
「予備校―生徒―大学」が最適な関係性を築く同校で、生徒のためにできることを本気で考え、実践するとはどういうことなのかを伺いました。
雰囲気の良さが、合格率を高めてくれる。
もともと銀行員だった元学院長の田尻先生は、知人に誘われ転身した予備校業界で「予備校のシステム」や「生徒との関係性」に対して多くの課題があることに気付きます。次第に「もっと生徒に寄り添った予備校をつくりたい」という想いを強め、設立したのがメルリックス学院。現在学院長を務めている鈴村さんも創業メンバーの1人です。
2人は「予備校や教室の雰囲気が合格率に直結する」というポリシーから生徒を最優先する“生徒第一主義“を掲げた学校づくりを推し進めました。 一般的に予備校の担任制度は「何かを聞く時はこの人を通してね」という便宜的なものである場合が多く、担任がいなければ「また来てね」で済ませるところも少なくありません。そうした些細な点にも着目し、同校では生徒が質問に来たらたとえ昼休み中であっても先生は食事の手を止めて対応。生徒と先生の距離は自然と縮まり、相談内容は先生同士でもしっかり共有しています。また、担任不在の際は、副担任や他クラスの担任が対応します。
生徒のほとんどは、説明会や見学で先生と生徒の距離が近い雰囲気を確かめてから入学しているため、どのような環境か興味のある方はぜひ一度、来校してみてください。
先生も全力だから、不合格でも保護者がお礼に。
生徒と先生の良好な関係は、予備校卒業後も続いているのが特徴です。
正しい受験情報を広くスピーディーに伝えるために同校はブログやTwitterを積極的に活用していますが、毎年合格発表の際には卒業生が自分の大学の合格発表掲示板をスマートフォンで撮影。鈴村先生はその写真をTwitterにアップし、受験生が現地で確認する手間を省いています。内部生限定のメールマガジンも随時発行されています。
また、ある大学で歯学部から医学部への転部条件が公表された際は卒業生が学内掲示の内容を知らせてくれるほど。予備校の良い評判も広めてくれるため紹介による入学も後を絶たないそうです。
医学部を目指す後輩たちのために、卒業生が自発的に行動する――これは、同校で勉強して良かったと心から思っている何よりの証拠ではないでしょうか。
そして、驚くべきは医学部に合格した生徒だけではなく、不合格だった生徒も進学後に予備校へ遊びにくること。生徒を合格に導けなかったのは予備校にとって“失敗”。それでも「初めて本気で勉強に取り組めた」と笑顔で訪問し、人生を前向きに歩みはじめた子どもの成長に対して保護者がお礼に来ることもあるそうです。
これも、生徒を本気にさせるために先生方が日々全力を尽くしているからに違いありません。
大学に新しい形の入試制度を提案することも。
生徒の声を聞き逃さないよう、月に1度、田尻先生は自ら生徒たちと面談。そして、合格請負人ブログでは保護者からの細かい質問にも丁寧に返答しています。
鈴村先生は入試情報ブログではもちろん、Twitterの質問箱で全国の医学部受験生からの質問に答えています。
群を抜いて医学部入試情報に強い上、予備校が率先して受験生や保護者の声に耳を傾ける姿勢は大学側も知っており、田尻先生や鈴村先生のもとにはさまざまな大学から入試に関する相談が寄せられるほどです。
以前、ある大学から「推薦入試を実施する予定はないが、現役生を獲得するにはどうすればいいか」と相談が寄せられた時は、「現役生の仕上がりが遅い理科の配点を下げてはどうか」と田尻先生がアドバイス。
高3の夏まで部活をがんばっていたので、入試時点では合格ラインに届いていないが、やる気と能力がある生徒をどう獲得すればいいかという大学からの相談には、鈴村先生が新しい形のAO入試を提案するなど、普段から生徒と密に接しているからこそ、大学にもアドバイスできるのです。
こうした大学との意見交換は「最新の受験事情にもスムーズに対応できる」という大きなメリットとなり、生徒に還元されています。
2016年にはじまった帝京大学の公募推薦は事前に高校や予備校向けの説明会も開催されましたが、多くの予備校は特に対応せず、10名の定員枠に対して合格者は3名のみ。そのうちの2名はメルリックス学院の生徒だったという実例もあります。
本気で医学部合格を目指すなら、生徒のことを第一に考えてくれる予備校を選んではいかがでしょうか。
先生方のあたたかいサポートがあれば、苦しい時期もきっと乗り越えられるはずです。
本日はありがとうございました。