10月~11月に私立医学部受験に特化した全国模試を開催
医学部専門予備校メディカルラボが、今までになかった私立医学部に特化した全国模試を、高3生と高卒生を対象に10月~11月に開催する。試験日は10月30日(日)、11月6日(日)、11月13日(日)のいずれかから1日を選び、全国18会場で受験することができる。受験料は5,000円。
メディカルラボが掲げるこの模試を受けるメリットは大きく3つ。「どの大学を受験すればよいのかがわかる」「私立医学部志願者の中でどの位置(順位)に自分がいるのかがわかる」「単純に得点だけで割り出す判定よりも正確な合格可能性の判定がしてもらえる」。私立医学部受験生であれば誰でも欲しい上記3つの情報が、この模試で実現できるのはなぜなのか? それを知るために、まず私立医学部受験にはどういった特徴があるのかを見てみる。
私立医学部受験は大学によって求められる力に大きな違いがある
私立医学部受験の最大の特徴は大学によって受験問題の出題傾向が全く違うということだろう。まず、記述式なのか、マーク式なのか、という解答方式が違う。記述式問題では主に論理的思考力や発想力が求められ、マーク式問題では限られた時間の中でどれだけの量を正確に回答できるか、また瞬時に出題者の意図を汲んで複数ある解法の中からいかに適切なものを選択できるかといった力が求められる。また、大学によって重要視する教科が違い、教科によって配点が大きく違ってくる(傾斜配点)。
よって、その場で考えることが得意な受験生は記述式を採用している大学が有利、知識量に自信がある受験生はマーク式が向いているなど、問題の難易度とは別のところで受かりやすい大学とそうでない大学の差が生まれる。そこに傾斜配点の要素が加わり、状況はさらに複雑化する。つまり、私立医学部はその大学の位置する偏差値と自分の持つ偏差値を単純に照らし合わせただけで容易に合格可能性の高い大学を割り出すことができない仕組みになっている。
メディカルラボ私立医学部模試と従来の模試との違い
この私立医学部受験の特性に対応した初めての全国模試が「メディカルラボ私立医学部模試」だ。この模試では、ひとつのテストの中に記述式問題とマーク式問題が同居し、スピード力、記述力、読解力などが1回の模試を受けることで判定できる仕組みになっている。従来の模試は単元ごとの理解力を診るという視点で作られているので、私立医学部受験に大きく影響するタイプ別学力についてはチェックができなかった。このことから、従来の模試での得点や偏差値から単純に割り出された合格判定がいかに曖昧なものであったのかがわかると思う。
相性の良い大学やより正確な合格判定を割り出す仕組みとは?
タイプ別の得点結果と長年にわたる私立医学部の特性分析を元に構築されたメディカルラボ独自の「新合格判定システム」を照らし合わせることで、全国の私立医学部の中から学力特性にマッチした大学を割り出してもらえると共に、「大学により大きく異なる出題傾向や配点」を加味した、より正確な志望校の合格可能性を知ることができる。
例えば、トータルで同じ得点をしていたとしても、スピード力を試される問題で25点を得点していたAさんは、10点しか取れなかったBさんよりも、スピード力を問う問題が多く出題される大学とは相性がいい。その半面、Aさんは記述力を問う問題で10点しか得点できておらず、Bさんは25点得点していたとすれば、記述力を重要視する大学ではBさんのほうが断然有利となる。このような様々な角度から受験生の学力を分析し、それを元に割り出した受かりやすい大学や志望校の合格可能性を明記した個人成績表は、試験日の約1ヶ月後に郵送で届くとのこと。それに加え、私立医学部受験に特化した模試であることで、従来ではわからなかった私立医学部を目指す受験生の中での自分の順位が把握できるという特徴もある。
メディカルラボ私立医学部模試のオフィシャルサイトでは、この模試の仕組みをより詳しく解説。模試会場や日程の詳しい情報を得られ、サイトから申し込みもできる。
医学部受験対策
メディカルラボは完全1対1授業の医学部専門予備校です。『医学部に合格すること』を目標とし、「全ての科目で高得点を取る」ではなく、「全ての得点を合計して入試合格最低点を突破」できるよう指導しています。万遍なく勉強するのではなく、ポイントを押さえた指導なので、短期間で効率的且つ効果的に学力を向上させることが可能です。また、生徒一人ひとりの基礎学力、得意・苦手科目、志望校などを把握することで、生徒の特性に合う大学を見つけ出し、志望校のひとつとして提案する『マッチング指導』を実施しているのも特徴です。受験直前期(冬期直前講習から受験日前日まで)には、志望校の中から「特に生徒との相性が良い大学」を重点校として選定。この重点校の過去問を数年分解き、出題傾向を把握しながら、確実に合格点を取れるように学力をつけていきます。また、小論文・面接などの2次試験対策も徹底しており、受験校の出題傾向に合わせて個別で指導しています。