金沢大学は藩政末期の1862年、加賀藩に開設された金沢彦三種痘所をその起源とし、1876年には石川県金沢医学所、1884年には石川県甲種医学校、1894年には第四高等学校医学部と、時代と共に移り変わりました。1923年に金沢医科大学、1949年には金沢大学医学部に改組し、2004年に国立大学法人によって金沢大学となりました。140余年に渡り、この地方の政治、経済、文化の推移の中で変遷してきました。
基本情報
金沢大学は全国屈指の広さを誇るキャンパスを有し、「地域と世界に開かれた教育重視の研究大学」を大学改革の理念として掲げ、21世紀の時代を切り拓き、世界の平和と人類の持続的な発展に貢献することを目指しています。また、「進化した金沢大学」を目指し、従来の学部・学科制から「3学域・16学類」という教育組織を行いました。これは、人間社会学域、理工学域、医薬保健学域の3学域の下に、主たる教育単位となる学類が置かれた、現代社会が求める、幅広い課題に対応できる人材を育成するためのものです。学域・学類制にも大きな特色があります。「経過選択制」を導入し、入学後に基礎を学びながら専門分野を選べる仕組みを整えました。また、「主専攻・副専攻制」の導入によって、学生自らが自らの将来を考えながら、主体的に履修計画を立てることができるシステムを構築しています。医薬保健学域では、各自の専門性に加え、チーム医療を重視した医療専門職の連携について、医療人としての自覚を涵養する教育の場を用意しています。
校舎情報
石川県金沢市宝町13番1号
石川県金沢市角間町
金沢大学 医薬保健学域 医学類の詳細
金沢大学の医学系研究科には“医療の担い手を育む”という理念があります。
金沢大学医学類の教育の特徴として、医学教育のコア・カリキュラムに沿った基礎知識を判定するためのコンピュータによる共用試験(CBT)、臨床能力を判定するための客観試験(OSCE)の導入だけにとどまらず、医学倫理を含む導入的講義を低学年で行っていること、 基礎医学では実習を重視し、また研究心を養うための研究室配属の実施、臨床医学では臓器別の統合講義や、問題解決能力を養うためのチュートリアル教育の実施、実地的臨床能力を高めるために学外を含む医療現場でのクリニカル・クラークシップの実施などがあります。
学費
◆日本学生支援機構奨学金
1.第一種奨学生(無利子):30,000円または 自宅通学者45,000円 自宅外通学者51,000円
2.第二種奨学生(有利子): 3/5/8/10/12万円から選択
◆地方公共団体・民間奨学団体
【地方公共団体】
石川県育英資金/富山県奨学資金/岐阜県選奨生奨学金/福井県奨学育英資金/新潟県大学奨学金 など
【民間奨学団体】
三谷育英会/日揮・実吉奨学会/吉田育英会/電通育英会/澁谷学術文化スポーツ振興財団/あしなが育英会 など
●入学料免除・入学料徴収猶予
・経済的な理由によって入学料の納入が困難な学生で、かつ学業成績優秀と認められる学生には選考のうえ、入学料の全額、または半額を免除する制度、入学料の支払いを猶予する制度
●授業料免除
・経済的な理由によって授業料の納入が困難な学生で、かつ学業成績優秀と認められる学生には選考のうえ、授業料の全額又は一部を免除する制度
●金沢大学学生特別支援制度
・金沢大学独自の給付型奨学金制度
■学業部門
・学域学生の中から学業成績が特に優れている者を選考し、奨学金を給付します。
■研究奨励部門
・学士課程学生の個人又はグループの優れた研究を対象に、経費を助成します。
・修士課程、博士課程及び専門職学位課程の学生を対象に、学会派遣等経費を給付します。
■国際交流部門
・私費外国人留学生の中から学業、人物ともに優れている者を選考し、奨学金を給付します。
・本学と派遣留学制度で学術交流協定を締結する海外の大学へ留学する学生を対象に、奨学金を給付します。
■キャリア教育部門
日本企業の海外展開等に興味・関心のある学生を、海外インターンシップ支援として北陸銀行に推薦します。