1991年、三重県、鈴鹿市、日本放射線機器工業 会(現・日本画像医療システム工業会)などの支援により、「鈴鹿医療科学技術大学」が開学しました。1998年に、大学名称を「鈴鹿医療科学大学」へと変更。2008年、「白子」新キャンパスに「薬学部薬学科(6年制)」が開設されました。
基本情報
医療科学の急速な進歩によって、これからは医師と医療技術者とが表裏一体となり、医療を支え発展させる必要があります。医療科学は、基礎・基礎医学、理工学、薬学、栄養学などはもちろん、社会学に至るまで、多数の学問分野との間に拡がる広い学際的領域を包括した巨大な学問分野へと成長。しかし、日本において、医療科学はその歴史が浅く、欧米諸国に比べて、その水準は高まりつつあるものの、未だ満足すべき領域には達していません。現代日本の医療科学分野における専門教育は、主として3年で終わる技術者教育で、実践的・職業的教育を重視した中堅的人材養成をその主たる目的としています。技術者養成の役割は果たしていますが、卒業後の再教育や研修を実施する機関がなく、専門教育の分野では取り残された領域になっているのが現状です。それにも関わらず、将来に渡って進歩し続けなければならない分野でもあるので、専門技術者や研究者の養成は緊急課題といえます。鈴鹿医療科学大学の創設は、このような社会的ニーズに応えるもので、設立の意義は極めて大きいものとなっています。
校舎情報
三重県鈴鹿市南玉垣町3500-3
鈴鹿医療科学大学 薬学部 薬学科の詳細
専門科目の教員の大半が薬学博士または医学博士で、医師も3名います。1クラス約30名(1学年約100名に対して教員約50名)での丁寧な指導を実施。また、高度な専門知識を持つ教員の充実の指導により、社会の要請に応えられる医療人としての薬剤師育成を目指します。同時に、最先端の教育・研究設備が用意されているのも魅力といえます。例えば、臨床薬学センターを例に挙げると、実務実習に即応した模擬薬局、抗がん剤など点滴や注射によって投与する医薬品調製のための特別な設備を備えた調剤実習室、バイタルサインを学習できる人型シミュレータなど。その他、医療系総合大学の利点を活かした教育や、三重大学との交流なども行っています。
・病院
・保険薬局
・医薬一般販売業
・ドラッグストア
・医薬卸売販売業
・大学・公的研究機関
・薬務行政・衛生行政・公務員
・薬事産業(製薬会社、医療機器メーカー)
・健康食品会社
・化粧品会社
など
学費
●入学金:200,000円
●1年次授業料:1,760,000円
●合計(一括):1,960,000円
○分割前期分(入学手続時納入金):1,080,000円
○分割後期分:880,000円
●2年次以降年間授業料:2,000,000円
※学納金は一括、分割のどちらかを選択することができます。分割の場合は入学手続時に前期分を納入し、9月末に後期分を納入。
※授業料には、施設・設備維持費、実習費が含まれます。
※入学時に、教育支援の会会費、学友会費、学生傷害保険、同窓会費などの諸会費(4年分93,370円、薬学部は6年分124,800円)が別途必要。
※入学手続終了後、所定の期日までに入学辞退を申し出た場合、授業料の返金制度があります。
特待生は、2011年度入試より親切された制度です。一般入試A日程及び、センター利用方式・前期試験の受験者で、入学試験の成績優秀者を対象に4年間(薬学部は6年間)前期授業料を免除します。(入学年次以降、年間の成績が在籍学科の上位10%以内に入らなかった場合は、翌年度以降の授業料減免を受けることはできません。)
*2011年度入試では、特待生78名を選考しました。
■奨学金
日本学生支援機構奨学金は、第一種奨学金(無利子)と第二種奨学金(有利子)があり、どちらも貸与制です。貸与を受けるには学力・家計の基準と選考があります。毎年4~5月に奨学金貸与説明会を実施し募集。家庭事情に応じて緊急・応急採用もあります。
*高校3年時に進学を前提として応募する「予約採用」という制度があります。
■教育ローン
日本政策金融公庫(国の教育ローン)は、平成20年10月1日に国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫及び国際協力銀行( 国際金融等業務)が統合して誕生。国の教育ローンは、大学等に入学・在学するお子さまをお持ちの家庭を対象とした、公的な融資制度です。