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現役歯科医師が伝える現場
vol.2「助けてくれるヒトがカギ。わたしの歯学部受験勉強」

歯学部受験のイメージ

2年生までは部活メイン。勉強は最低限

私は高校生の時、地元の県立高校に通っていました。そこでマンドリンギター部というクラブに所属し、特に演奏会前などはクラブ活動に励む日々でした。2年生からは副部長を務めるようになり、それなりに忙しくしていましたが、それでも「やるべきことをやった上で部活動などの時間も精一杯楽しむ」ことが自分のモットーでしたので、最低限の勉強はしていました。

とはいっても3年生になるまでは授業中に寝ない、宿題をきちんとやる、試験前はスケジュールを組んで真面目に勉強をする、くらいのことで、この時に受験勉強を意識したことはありません。早めに最低限の勉強の習慣だけでもつけておくと、受験生になってからも勉強に身が入りやすいと思います。

3年生5月より本格的な受験勉強

3年生になると文系と理系にクラスが分かれる学校でしたが、迷いなく理系クラスを選択しました。生物や数学など理系科目の方が好きだったためです。母校の理系クラスは日本史や古文、地理がない代わりに、数学、生物学、化学はⅢまでしっかり習うクラスでした。この時点ではまだ進路も決めてはいませんでした。5月にある、大きな演奏会をもってクラブを引退することになっていましたので、「春休みから演奏会までは勉強しない、演奏に集中する」と決めていたのです。4月早々にあった数学の試験で0点を取ったのは良い思い出です。

私が本格的に受験勉強を始めたのは3年生の5月からになります。歯科大の受験を決め、推薦入試のある10月まではかなり真面目に勉強をしました。受験科目は英語と数学が共通で理科のみ選択でしたが、私は生物学を選択しました。学校のある日は帰宅後4時間、休日は最低8時間、受験のための勉強をするようにし、どんなに遅くても12時には寝ることを徹底しました。勉強の内容は「午前中は生物、午後は数学、夜は英語」などと時間を区切り進め、週に一度、勉強スケジュールの見直しを行いました。

使っていた参考書の中で印象に残っているものが、生物学の記述対策の問題集です。これは自分で一から物事を説明する訓練になり、本当に自分が理解できているのか、要点をまとめて人にうまく説明できるのかをチェックするのに大変役立ちました。

夏休みの過ごし方

無事に推薦入試で合格。今思えば…

夏休みにオープンキャンパスへ行き士気を高め、そのまま推薦入試を受け、無事に合格しました。試験では英語の出来にやや自信がなく、ダメなら一般入試がある、と腹をくくっていたものの、とてもホッとした記憶があります。

私は自習室のためだけに、3年生になってから慌てて予備校に通いだしたので、頼れる先生も少なく、この辺りは我流で進めてしまいました。高校に歯科大を受験する友人はおらず、そもそも歴代で見ても歯科大を受験する学生そのものが少なかったことから先生がたのアドバイスも一般論を出ないものとなり、「この勉強法でいいものか」と、とても孤独で不安でした。もっと早めに予備校に通っていれば、相談できる先生もできて心強く受験勉強を進められただろうと思います。早めに受験を意識できたことで、より良い大学を目指せたかもしれませんし、医歯薬学に特化したコースがある予備校なら、同じ境遇の友人もできていたかもしれません。

「受験勉強」といっても、長い期間を自分ひとりで進めていくのはなかなか難しいものです。予備校に通い、受験のベテランの先生に勉強の仕方を教わり、悩みを相談し、二人三脚で進めていくほうが遥かに効率的で間違いがないと思います。この記事を読まれている皆さんの中にもきっと「何から勉強を始めれば良いのだろう」と、なかなか受験勉強のスタートを踏み切れない方がいらっしゃると思います。ぜひ、受験勉強のベテランである予備校の先生たちに一度相談してみてはいかがでしょうか。

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プロフィール
ライターの写真
2009年私立東京歯科大学歯学部卒業、歯科医師免許取得。東京歯科大学水道橋病院にて研修後、歯科クリニックに勤務。2011年より都内の柔道整復師、歯科衛生士などの専門学校にて講師としての仕事を始める。