1838年に佐藤泰然が江戸薬研堀に蘭方医学塾「和田塾」を開塾。1843年に医学塾「順天堂」と命名され、何度か移転を重ね、1875年に現在地である湯島・本郷に移転。1885年には順天堂医事研究会の発足、1941年には医事研究会が改組、法人化されました。1943年、(財)順天堂医学専門学校の開設。戦時中各地に医専かつ私立が開設されたのは本学のみでした。そして、1946年に医学専門学校は順天堂医科大学に昇格しました。
基本情報
本学の歴史はとても古く、江戸時代までさかのぼります。現在まで、様々な時代の流れに順応しながら、医学史に大きな役割を果たしてきました。その本学も開学170年を迎え、3学部、3大学院、そして6医学部附属病院からなる健康総合大学・大学院大学の規模になりました。深い専門性に加えて柔軟な思考力や幅広い知識に基づく判断力をもつ人材が必要とされている今、学びの場の在り方を問われています。学ぶ者の立場に立って、各々の大学が個性・特色を明確に打ち出し、現代社会に対応した大学であることが大事と考えます。
1)高度なプロフェッショナルの養成
2)世界的な研究・教育拠点
3)特定の専門分野(本学は体育)の教育・研究
4)生涯教育機会の拠点
5)社会貢献機能
これらの目標を掲げ、教員が知恵を結集し、事務職員との共同作業で教育研究機能の整備を進めてきました。さらに、卒前・卒後の一貫した、多様なキャリアパスを支援できる教育・研修・研究プログラムでバックアップしていくのも本学の教育の特徴といえます。
校舎情報
静岡県三島市大宮町3-7-33
千葉県浦安市高洲2-5-1
バス新浦安駅から「順天堂大学浦安キャンパス」「高洲保育園入り口」下車
千葉県印西市平賀学園台1-1
東京都文京区本郷2丁目1番1号
地下鉄御茶ノ水駅・新御茶ノ水駅下車
順天堂大学 医学部 医学科の詳細
本学部では教員と学生、両方の意識の向上を図った授業を展開しています。教員は教育する責任があり、学生には履修する責任があるという当たり前の事です。勉強不足のまま医師になった場合、患者に迷惑をかけるということを日々しっかりと意識した上で、学生の学習意識がアクティブなものに変化するよう、全教科を通じて、教員側が努力し、その手法を工夫しています。こうした取り組みが、学生のモチベーションの向上を計り、教育のみならず研究や臨床における活動水準を高める事に繋がっています。また、大学に集う者全てが教育に関与するものとし、病院などの現場においては、屋根瓦方式による教育の重要性を認識することを心がけています。
【先任准教授】男80/女12
【准教授】男225/女42
【講師】男17/女1
【助教】男286/女111
【助手】男188/女130
【合計】男910/女298
【非常勤教員数】2,216
【専任教員と非常勤教員の比率】専任35.3% 非常勤64.7%
【合計】624
平成22年3月29日発表 第104回医師国家試験結果
合格率 97.9%
(全国国公私立大学80校中第2位)
学費
【授業料】70万円
【施設設備費】20万円
合計 290万円
・東京都地域医療医師奨学金(特別貸与奨学金)制度
・新潟県医師養成修学資金貸与制度「重点コース」
・千葉県医師修学資金貸付制度
・基礎医学研究者養成奨学金
・修学援助基金
・日本学生支援機構奨学金〔貸与〕