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医学部受験の基礎知識・偏差値、入試科目、学費など

偏差値はどれくらい必要?

医学科のある大学は全国で約80。いずれも定員は100人程度で、平均競争率は14倍を超えます。

大学受験の中でも難易度は最高レベルです。

合格の目安となる偏差値ランキングは模試によって異なりますが、東京大学理科三類や京都大学医学部医学科は75程度と大学受験の最難関。有力国立大や人気私大医学部も70前後とハイレベル。公立や比較的ランキングの低い私大でも60以上は必要です。

医学部受験の入試科目は?

試験科目は、推薦入試、指定校制推薦入試、AO入試など入試形態によって異なります。

一般入試の場合、国公立大ではセンター試験と個別に行う2次試験のセットになっています。センター試験は、国語、地理歴史から1科目または公民、数学から1科目、理科から2科目、外国語の計5教科6科目が標準。これに小論文と面接が加わります。

私大では、センター試験利用枠を設けている大学もありますが、多くは個別試験で社会科科目を除く数学、理科、英語の3科目と小論文、面接となっています。試験科目に限っていえば、私大の方が受験者の負担は少なくなります。

センター試験は重要?

国公立大の場合、センター試験と個別試験の配点割合は大学によって異なりますが、いずれにしてもセンター試験は科目が多く、基礎点になることには変わりありません。
医学部で重要な数学や理科はかなり勉強している人は多いでしょうが、国語や社会、英語を苦手としている人も少なくありません。思わぬところで差が出るのもセンター試験の特徴です。センター試験の各科目でまんべんなく点数がとれるよう準備したいものです。

小論文や面接って大事?

医療の安全・安心が求められる今、医師には高い倫理観や責任感が求められています。医学部入試においても、学力だけでなく、医師としての適性や人間性、社会性、コミュニケーション力を重視する傾向が強まっています。
そこで、主義・主張や考えを述べる小論文とその人の態度や人柄を判断する面接のウエイトも高まっています。小論文は配点化されていることも多いので、文章力を磨くことも医学部合格のポイントです。

医学部の学費はどのくらい?

国公立大は、他学部と差はなく、初年度学費は入学金、年間の授業料、その他諸経費を合わせて90万円未満、6年間では350万円程度になります。いわゆる施設費、実習費もこの中に含まれており、その他教材費なども多くかかりません。

一方、私大医学部は最もお金のかかる学部といわれています。学費の低廉な大学でも初年度学費は350~400万円。6年間では2,000万円以上に。最も高い大学になると初年度だけで1,400万円以上、6年間では5,000万円近くになります。

しかし、高額だからとあきらめることはありません。日本学生支援機構の奨学金をはじめ、大学ごとの奨学金制度や学費免除制度もあります。自治医科大学は、卒業後に地方の病院に勤務することで学費が免除されます。